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「空気人形」続き
パンフレットを読んだ

なるほど
最後に女が見たきれいなものとは世界の美しさだったか

そして確かに人形が生身のペ・ドゥナに変化するシーンは美しかった
| mossa | - | comments(0) | trackbacks(28) |
「空気人形」
 「空気人形」を見た

なんでこの映画を作ったのか
よく意味が分からなかった
ペ・ドゥナが良かったこと以外はいいと思えるところがなかった

・この話はその骨子だけまとめれば
 あるさびしい中年男に買われたダッチワイフがあるとき心を持ってしまい
 自由に街を行き来する中で数多くのさびしき人間たちと出会う話
 空気人形は性のはけ口であることを自分でも認めているけれど
 心に空虚を抱えた男に恋をすることで「人間的な」感情と暮らしをするようになる
 それでも結局その男も自分を人形としてしか見てくれず
 心は通じず好きだったはずの男を空気人形は図らずも殺してしまう
 愛した人を失った空気人形はゴミのように男を捨てた後
 自らもゴミのようにゴミ捨て場に佇む
 朝の光の中 彼女から生れたタンポポの綿毛が街中の「空気人形のような人間」たちの
 もとへ希望のようなものを届けていく
 引きこもりだった女が窓を開けてゴミ捨て場の空気人形を眺めてつぶやく「きれい…」

・どうしようもないしょうもない話をかわいくまとめてみた
 という体のこの映画は好きになれない
 かわいくなかったら見るべきところがないと思うし
 人間の裏側と深く見つめてみましたというような態度があざとい

・しょうもないしょうもない登場人物たちをわざわざやさしい眼差しで見る必要はあるのか?
 本当に彼らは見るべきところがあるのか?
 空気人形の方がまだ、懸命に、堂々と、自分であろうとしたではないか
 なんで彼女が男から陵辱されて犯されてなおざりにされて殺人を犯してゴミ捨て場に
 捨てられなければならなかったのか
 そこに観客は何を見れば良いのか
 何を見て欲しかったのか わからん

・ファンタジクに
 人形でやるからつまらないんだ
 ペ・ドゥナに片言でやらせるからおとぎ話になってしまって逃げている感じがするんだ
 堂々と人間の物語として描けばいいじゃないか
 性の捌け口になっている生身の人間なんてたくさんいるわけだし

・かわいさや美しさをまとうことで
 汚らしい人間の側面を価値があるかのように表現するのには賛同できない

・ディスタンスのときは もっとストレートに人のゆがみやゆれや矛盾を描いていたと思うんだけどな
 是枝さん


| mossa | - | comments(0) | trackbacks(1) |
「20世紀少年」
 「20世紀少年 最終章」をようやく見た
未だ大ヒット街道ばく進中のこの映画
やっぱり好きになれない

1と2をバカていねいに説明する冒頭は
忘れかけてた自分にとっては確かに助けになったけど
本編が始まってからも 丁寧というのか過剰というのか
その積み重ねで進んでいく内容にどうしても違和感を覚えてしまう

何が映画的なのか?
何がテレビ的なのか?
何が上品で何が下品で何がアートで何がエンターテイメントなのか
語れる言葉がまだ僕には少なすぎる

感じたことを並べてみる

・説明台詞が多すぎる
・CGがしょぼい(予告編で「2012」とか見てるしなおさら)
・カット割が丁寧で誰にでもわかるようになっている
 (深読みする余地が少ない) →これは悪いことではないとも思う
・最後のライブシーンは形だけの盛り上がりで(映像の表現のカタルシスをなぞっているだけ)
 必然性はないし 第一あの演奏シーンはひどいと思う
・プロットにとって必要なものだけが組み込まれていて
 余白とか遊びとかが少ない ゆえに圧迫感がある
 (登場人物たちは話を進めるためだけにそこにいるように感じられて 人間として
  生き物としての脈動みたいなものは感じられない)
・原作を読んだときのおいてきぼり感(ここまで読んできてそんな終わり方?という感触)が
 映画では払拭されてすごくよくまとまっていると思う
 でもラスト10分はすごい!という触れ込みほどラストは面白くもない
 ありきたりともいえる
・出てくる登場人物誰にも感情移入できなかった
・カンナの同級生の女の子の役者はいつ見ても面白くて素敵な感じ

これでもまだ客観的な言葉で表現できている気もしないけど
まぁとりあえずこんなところで


| mossa | - | comments(0) | trackbacks(0) |
「ラスト、コーション」、「L change the world」、「チーム・バチスタの栄光」、「人のセックスを笑うな」、「ぐるりのこと。」
「ラスト、コーション」(109シネマズMM)★★★★☆
 素晴らしい内容
 素晴らしい役者
 素晴らしい画
 エロい 美しくてエロい
 ラストカットが胸に残る

「L change the world」★☆☆☆☆
 説明のための台詞
 筋書きのための物語
 冷めてしまった完全に

「チーム・バチスタの栄光」★★★☆☆
 変な映画だった
 竹内結子もテンポも好き
 普通にサスペンスに乗れ
 重厚感もあり面白かった

「人のセックスを笑うな」★★★★☆
 パッケージ感抜群
 素晴らしい企画だった
 あのエロさ

「Gるりのこと。」★★★★☆
 圧倒的な映画
 しかしあのカットで終わらなくてはいけなかったのか
| mossa | 映画 | comments(0) | trackbacks(55) |
ミスター・ロンリー/再会の街で/陰日なたに咲く/スウィーニー・トッド/マルサの女2/GG
「ミスター・ロンリー」(シネマライズ)★★★☆☆
キャスティングが良かった
首吊り 卵 ダイビング
モチーフの選び方好きだ
でも自問自答するようなラストに向けた物語
いまいちわからなかった
ガンモとジュリアンも見返したくなる
それにしてもシネマライズは未だに単館の香りのする作品をかけ続けているんだな

「再会の街で」(武蔵野館)★★★★★
ひさびさに5つ星 文句の付け所なし 好みとしても出来として最高のもの
映画観て泣いたの何年ぶりか

「陰日なたに咲く」★★☆☆☆
細かい整合性が気になった(特に過去から現在に至るまでの思いや人間関係)
西田敏行は当然いいわけだが それ以外のところでいいところがまるでなかった
泣けるという話をよく聞くが 自分には泣けるポイントがわからない

「スウィーニー・トッド」★★★☆☆
残酷すぎるとも思えるけれども(しばしばそれはスポーツ的に)
生々しさは少なくてむしろそれはアニメのようでもあった
火にくべるぐらいの恐ろしさは必要不可欠だったと最後まで見ると思える
それにしてもあのラストカットで終わっていくのはかっこいい

「マルサの女撮影日記」★★★★☆
こんなに密度の濃い撮影日記があったのかと驚く
めちゃくちゃ面白いけれど 仕事にもしてない人だったら
よっぽどのマニアでないかぎり楽しめないのでは

「マルサの女2」★★★☆☆
1に比べると敵側の描写が多い(板倉亮子が既に1人前なので)
三國連太郎を見ているだけで飽きないのだけれども
それほど興味のない(そして毒気も薄い)暴力団/新興宗教の描写が
20年後の今観ると少し物足りないこともあり1よりは面白くなかった
にしてももうこの映画も20年前なのか

「マルサの女2をマルサする」★★★★☆
対してこちらは面白い
これも撮影日記同様マニアックすぎて誰が見るのかと思いつつ
導入と誘引が巧みなので最後まで見れてしまう
本編より面白い

「GG」★★★☆☆
大人の愛を描いた映画
マーティ・フリードマンさん 貴方のギターを私は昔コピーしていたのですが



| mossa | - | comments(0) | trackbacks(2) |
「ディスタービア」とか
備忘録として簡単に

「ディスタービア」(有楽町の映画館)★★★☆☆
導入部すばらしい
途中から無理やり
最後の方はどうでもいい

「ドライビング・ミス・デイジー」(DVD)★★★★★
秀逸
こんな映画作れたら文句ない
リッチな脚本 リッチな役者 リッチな美術 リッチな撮影
すばらしい

「ゴーストバスターズ」(DVD)★★☆☆☆
こんなに無茶苦茶な映画だったっけか
ビル・マーレー、ダン・エクロイドなどいい
マシュマロマンを見てたら大日本人を思い出した
話が王道じゃないのが期待外れ

「マンハッタン殺人ミステリー」(DVD)★★☆☆☆
思ったよりちゃんとミステリーだったのがイマイチ
もっと笑いたかった
ダイアン・キートンが可愛い

「DIVE」(DVD)★★★☆☆
役者を生き生きと撮れていたので
| mossa | 映画 | comments(0) | trackbacks(0) |
「ALWAYS 続・三丁目の夕日」
「ALWAYS 続・三丁目の夕日」(TOHOシネマズ六本木)

気になっていた続編を鑑賞
70億とも80億とも言われる成績になるらしいけれどもすごいことだ

前作に関して言えばいろんな感情が邪魔して個人的には非常に否定的だった
その主な理由は…
A マンガチックなキャラクター描写が大袈裟すぎて好きになれない
B そもそもノスタルジックなスタンスが好きではない
C ラストシーンで「50年後もあんなにきれいな夕日が見れたらいいね」
  というかんじの台詞があるけれど
  実際の未来は「夢も何もない厳しい現実」だったことを見ている自分は知っている
  (そしてそれを観客の多くも知っているはずだ)
というものだった

Aに関しては単純に好みの問題だし まぁこの映画に限ったことではない
むしろ吉岡秀隆や堤真一がマンガ的でない芝居をすると思って映画館に行く方が悪い

Bに関しては「昔の日本は良かった」というノスタルジーには
過去はあっても未来はないというのが僕の考え
それは「三丁目」がディズニーランド的と言われる箱庭感の話ともおんなじだし
よく言えばファンタジック 悪く言えば(というよりも実話なのだから避けようが
ないのだけれど)実際には現代の日本から目を背けている姿勢とも取れる

Cに関しては
その後の多くの観客動員や周りの評判から自分の感想は全く異質なものだという
ことを知った
「あの頃は良かったなー」と感じる50代以上も
「あの頃の日本はなんか素敵なかんじ」と思う10代が非常にたくさんいることも
よくわかった
僕も自分の意固地な見方を変えてもう少しフラットに見れなければいけないなと思う

ここまでが前作を見た上で また感想や評判を聞いて考えてきたこと

=====================================

さて今回の続編

結果から言えば前作よりも楽しめたし印象も良かった

その理由は

D 脚本について勉強している最中で とにかくベタな脚本のつくりを
  かなり面白がりながら見ることが出来た
E 新たに登場した親戚の女の子と主人公の男の子の話がよく
  クライマックスの別れのシーンなど非常に良いところがいくつもあったから
F 既にこの作品に対して自分も心構えが出来ていたし
  またその心構えを持って映画館に来るお客さんに対して
  十分期待に応える内容ではないか というコール&レスポンスが
  成立しているように思えたから

が大きなもの

Dは非常にピンポイントな時期的な問題と個人的な問題が大きいけれど
まぁ個人としては非常に大きな理由
言ってしまえばあらゆる伏線が1時間30分先まで見通せてしまうぐらい
バレバレなのだが それはこういった話の場合ほとんど気にならないと思った

不満だったのは合成の出来か
日本映画の中ではすごくレベルの高いものだと思うのだけれど
どうしても不自然というか「わざわざ見せようとしている」ものとかが気になってしまう
羽田空港とかその周辺の飛行機周りは特に息苦しいアングルだった
小雪が新幹線に乗るところ 東京タワーを昇る時のエレベーターの中
そのときの顔に走る影がないのはわざと?
重箱の隅をつつくつもりで言っているのではないけれど
なんかどうも不自然だなと思ってしまうのは僕だけ?

役者について

薬師丸ひろ子やっぱり良かったなぁ
堀北真希も良かった
はとこ役の女の子も良い
ダメなのはとにかく須賀健太か どうしちゃったんだろう
もう一人の男の子は良かったのに

バンプもいい歌書いたと思う

あーうーむなんかまとまんないけど
こんなところでとりあえず


| mossa | - | comments(0) | trackbacks(0) |
「マルサの女」「クワイエットルームへようこそ」「犯人へ告ぐ」
「マルサの女」(DVD)

伊丹十三BOXが欲しいなぁと思って
というか「伊丹十三の映画」とかいう本を買って
ああやっぱりほとんど見てないけどちゃんと見たほうがいいよなぁと
思ってアマゾンやらヤフオクやらブックオフやらをウロウロしているうちに
2BOX揃ってしまった 2BOXで1万7000円ぐらいだからまぁ悪くない買い物じゃないか

まず見たのはこれ
というか正直に言えば「マルサの女をマルサする」が見たくて見たのだ
映画はこれはこれで面白かった
こういうものを見ると「映画」だと感じるのは何故だろう?
照明?芝居?台詞まわし?
緊迫感漂う映画 かっこよかった
でもやっぱりHOW TOものに見えるから なんか少しだけ居心地が悪い
「マルサの女をマルサする」は今見ている途中
面白いわー

「クワイエットルームへようこそ」(109シネマズ川崎)

面白かった 面白かったんだが
腑に落ちないのです いろんな意味で
松尾スズキの世界が好きではないのか そもそもこういうタイプの映画が
得意じゃないのか どうなのかちょっとよくわからないのだけれど
毒々しいものをこうポップに見せるということに違和感を感じるのだと思う
一見受け入れやすそうな外見にすることは映画を見てもらうためには大事だけれど
やっぱり内田有紀にじんましんが出るのとか気持ち悪いし
ゲロの跡とかも別に見たくないし 精神病をカラフルにポップに描かれると
ちょっと拒絶反応があるのだと思う 自分がおかしいかしら?

堕ちてしまった コントロール不能になってしまった状態はやっぱり
現実に訪れたらどうしようもなく切なくて 自分が自分じゃない気持ちになるだろうと
想像するになかなか正視できないものがあった

蒼井優 痩せた人の役だけれども現実の彼女のストイックさが見て取れて怖い
「虹の女神」のときから蒼井優は怖い

大竹しのぶ 嫌な人の役をやらせたらピカイチですね きつかったー

宮藤官九郎 面白かった 絶妙なかんじだった

ああ でもこの映画にはいろんなことを思いすぎてうまく語れないかな
なんか嫉妬みたいなことと これはやっぱり違うっていう気持ちが入り乱れて
シーン毎には面白かったけれどトータルすると好きじゃないかも
でもこんなん作れるのすごいですね ヒットしてるみたいだし

内田有紀かわいかったな

「犯人へ告ぐ」(109シネマズ川崎)

ダメだった
残念だ
最近いいかなと思った映画は外さないのだけれども
正直「クワイエット」よりもこっちの方が好みじゃないかなとは思っていたけど
ダメだったー
瀧本監督って「樹の海」がすごい良かって だから期待してたんだけど
なんか脚本も演出もダメだったな
なんでだろ

脚本は福田靖 「HERO」とか「海猿」の人かー
いやーどうなのこの脚本
演出と脚本とキャスティングのダメなかんじが絡み合ってしんどかったな

撮影は「殺人の追憶」を彷彿とさせる銀残し風
川原あたりで死体が発見されたりね 脱色気味の画で死体とか
雨が印象的だったりとか
これは悪くなかったけれど

とにかく一番イラっとしたのは石橋凌 片岡礼子 小沢征悦かな
石橋凌 インタビュー読むたんびに松田優作の意思を継いだみたいなことを
言っているが演技はいつも同じでは?
同じところに立ち止まっている印象しかなく「石橋凌だー」と思って終わり 奥も底もない
これは石橋蓮司も同じ

片岡礼子と小沢征悦の絡みはもうわけがわからない
こんなに薄っぺらな人物造形で本当にいいのか?
小沢征悦はただのボンボンでものすごい頭悪いやつにしか見えないけれど でもエリート?ただヤリたいだけの人でしかも女の気持ちもわからず胸元だけ見て誘うみたいな
え?そういう演出ってありえるのか?という疑問符だらけのキャラクターだった
片岡礼子も今まで見た中で一番ダメだった 面白い人なのに

良かったのは松田美由紀と笹野高史かな

なんかな 安っぽいかんじがしちゃったなやっぱり
日曜日のヒマな時にテレビつけてたらやってたぐらいのかんじだな
残念

早く「クローズZERO」見なきゃ

| mossa | 映画 | comments(0) | trackbacks(0) |
「お早よう」「ブラス!」「フロム・ダスク・ティル・ドーン」
「お早よう」(DVD)

小津DVDボックスを持っているのだがまだまだ見ていない作品の方が多い
昨日は朝起きてから家を出るまで2時間だったので
90分ぐらいの作品なら見れるかもと思って探したら「お早よう」だった
おならの映画だった

頭の数カットとギターの劇伴が格好いいなぁ…
色はカラコレし直してるけどなんかやっぱりちょっと無理のある色のような気もするな
モニターのせいだと思うけど色がパカパカしてた

久我美子がかわいいなぁ…素敵だなぁ…
呑気な日本の家族のかんじ
特にゼスチャーで給食費をせびるあたりとか…たまらんなぁ
笠智衆かっこいいなぁ…

などなど思いました
さて次はどの小津作品見ようかしら
いつでも見れるの幸せだなー

「ブラス!」(DVD)

マーク・ハーマン初めて見た
いやぁ面白いね…この作品
こういう脚本すごく好みです
シリアスとおかしみとドラマチックのバランスが…

脚本について記憶に残るポイントがいくつか
○もうブラスバンドを辞めようと思っているメンバーが
 ダニー(リーダー)にもう辞めると言う場面で若いメンバーが入ってきて
 翻意するタイミング
○その夫たちの心変わりに妻たちが気がつくタイミング
○甘い関係になるかと思われた男(ユアン・マクレガー)とヒロインの女の子の間に
 会社側VS労働者側という対立が突然現れるタイミング
○ダニーの息子のどんどん苦しくなる生活の描写とピエロとしての生活の
 描写の織り込まれるタイミング
○炭鉱の閉鎖決定とそのことによるバンドの解散などの話と
 ダニーが倒れるタイミング
○その後ダニーの病院外でバンドが演奏するシーンで
 炭鉱用のヘルメットライトを使っての演奏シーン
このあたりがやっぱり見ていて優れているなぁと思うポイントでした

あと演奏が圧倒的に良かった
決勝戦で最後に出てくる曲の名前はわからないけど有名だったな
ああいう曲を持ってくるのもいいなー
本編最後の演奏が帰りのバスの中で「威風堂々」だというのも素敵だ

「ブラス!」から「スウィングガールズ」と「フラガール」が
分かれて生まれた印象もあります
よく出来た映画だなー

この後「リトル・ヴォイス」も見る予定

「フロム・ダスク・ティル・ドーン」(DVD)

1回目はビデオでずっと前に見てよく意味がわからなかった
(パルプ・フィクションとかレザボアを期待してたから)
2回目はTVでこないだ部分的に見て大好きになった
3回目をDVD買って見た
思ったよりホラーテイスト 思ったよりシリアスだったけど
バーのバンドの演奏シーン
女ダンサー登場のところ
タランティーノの馬鹿っぷり
戦いまくりのシーン
ハーベイ・カイテルと息子があっさり死ぬとこ
ジョージ・クルーニーの男っぷり
などなどたまらんですな
やっぱり好きだな この映画
| mossa | 映画 | comments(0) | trackbacks(0) |
「カル」「あるいは裏切りという名の犬」「雨に唄えば」「ゾンビ」「現金に手を出すな」
最近のレビューはほとんどDVD
劇場行ってないなぁ
なんか何となく足が向かなくて

さて

「カル」

ハン・ソッキュをようやく認識
ハード・ゴア・スリラーなー
こういうのは全然平気なんですけどね見るの
それにしても眠くなりながら日をまたぎながらみてしまったこともあるけど
全然意味わからなかった
一応(本当にどうにか一応)の筋はわかったけど
犯人とか動機とか手法とか気付きとかそういうのが全然…
そもそも画面が「着信アリ」並に暗いのと韓国人の顔が似てて名前も覚えにくいから
さっぱり頭に入ってこなかった…ちょっと辛かった…
映像はいいと思いましたけどね(暗いとこ以外)
でももう1回は見ないかな

「あるいは裏切りという名の犬」

フランス映画にしてはスピーディ 切れ味も迫力もあり
最初の現金輸送車襲うあたりの展開とか看板盗むくだりとか
かっこいいなぁと思いながらも
全体としては噂ほど面白くはなかったというかんじ

去年ナンバー1だったという人からDVD借りたというのもあるのですが
いまいち登場人物たちの気持ちに入れないのです

冒頭の送別会のところでの馬鹿さわぎとかね
ネズミだ!みたいのとか好きなんだけど
ライバル二人の争いっていうかんじがちょっと希薄で
邪魔したり邪魔されたりするときの葛藤がいまいち理解出来ない

最後もどんでんちゃあどんでんだけどね うーむ

「雨に唄えば」

むかしむかし見た記憶がありましたが忘れてて
ひさしぶりに見たらファイブスター★★★★★
素晴らしい出来だ
とにかくブロードウェイのセット(ネオン)のところで
上からクレーンショットでガーって降りてくるあそこで鳥肌立っちゃって涙が出そうだった
雨に唄えばっていうと当たり前だけれど
街頭で傘を差しながら踊って唄うジーン・ケリーの姿が一番フィーチャーされるけど
あの部分って真ん中と最後しかなくって
後はトーキー映画が生まれた瞬間の映画界の喧騒を描いた映画の歴史ものでもあり
そのあたりの筋の絡み方と音楽の絡み方素晴らしいと思います
当時こんなんだったんだろうなぁとかすごい思うわけでね
「ジャズ・シンガー」の話が出てきて「ワーナーのやつが」って
プロデューサーがけなすんだけど「雨に唄えば」もワーナー製作だったりとか
そういうちょっとしたことも楽しかった

ただあの金切り声の女優さんもチャーミングで
あそこまでダメだ終わりだ辞めちまえてな扱いされることもないのにと
思いますが…
とにかくスバラシす
「巴里のアメリカ人」も好きだけどこっちの方が好き

「ゾンビ」(米国公開版)

いろんなバージョンがあるみたいですね
それだけ熱狂的なファンが多いということか
第1作目かと思ってみたら2作目でした
でも1番有名なやつかしら
DAWN OF THE DEADってやつですね
ショッピングセンターのやつ

ゾンビものはこれとLAND OF THE DEADしか見たことないのですが
いいよね本当に 大好きです
早く1作目のNIGHT OF THE DEADを見たいものだ
70年代サウンドも最高だし
役者も良かったね ゾンビも良かった
なんか上手く語れませんが好きだ もっと見たいぞ

「現金に体を張れ」

とにかくキューブリックをいろいろみたいなと思う中
初期の作品を見始めました
台詞が多いのに驚きます
キャラが濃い人たちの集まりで
モノクロで台詞が多くてサスペンスで
ラストの飛行場のシーンやっぱりカッコいいなあ
「突撃」のDVDも手に入れたから早く見なくちゃ
| mossa | - | comments(0) | trackbacks(0) |